Archive for 6月, 2011


訪問者

べちょべちょ湿っぽい梅雨にゃぁ、珍しい客が訪問してくる。

この客、先に隣家を訪問したらしい。数日前、隣の小母ちゃんから、そっちに現れるかも知れんけん気を付けるよぉに、と注意を受けた。

散歩から帰宅。耕介がこの訪問者に気付いた。わしゃ丸で気付かず素通り。耕介に呼び止められて車庫の横へ引き返す。

塀の土台の水抜き用の排水溝開口部に、ぶらんと褐色の紐のよぉな物がぶら下がっとる。先っぽが細ぉなっとる。鱗に覆われた紐は蛇。多分、シマヘビ。

子供の頃から蛇は見慣れとるけん格別驚きはせんけどが、決して好きじゃぁない。棒で突っ突くんはこっちに鎌首もたげてきそぉで嫌じゃし、毒蛇じゃないとわかっとっても、尻尾掴んで振り回したりはよぉせんかった。子供の頃から蛇は、驚きはせんが嫌いじゃったね。

で、今も蛇は嫌いなんで、見掛けてもそのまんまほっとくことにした。庭の中に侵入して来りゃぁ目に物見せちゃることになるが、今回は、「早よ山へ帰れ」と声掛けて赦してやった。

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ややこしい映画はレンタルDVDで観ることにして、映画館では他愛のぉて大仰な映画を観ることが多ゆうになった。映画館が遠いんで、あんまし疲れる映画じゃと、帰路の運転に差し障りが出る。そぉゆう歳になった。

で、『SUPER 8

タイトルと監督名(J.J.エイブラムス)から、勝手に『クローバーフィールド』みたく素人ビデオ風な構成の映画を期待しとったが、どぉもそぉゆう奇を衒ぉた画面ではのぉて、普通にSF映画しとった。退屈な映画ではなかったが、普通な映像なんがやや拍子抜け。

後で知ったが、『クローバーフィールド』はプロデューサーがJ.J.エイブラムスで、監督や脚本は別の人じゃった。あの素人ビデオ風映像はエイブラムスの持ちネタではなかったんじゃ。

そん時の気分でひょいと映画館へ行くんで、普段は前売り券を買ぉて用意するこたぁない。それに、わしらよぉ出掛ける映画館では、前売りよりか毎月曜日の「メンズ・デー」(男だけ割引日)の方が安ぅつく。

例外は3D映画。これは前売り券の方が安くつく。が、どの映画を観るかも出掛ける日同様に、そん時そん時に決めとるけん、やはり前売り券を購入とはならん。

んじゃが、今年はこれから猛暑の夏らしい。疲れる季節に疲れる映画に出掛けるこたぁないじゃろぉ。多分大仰映画しか観んじゃろぉ。

この夏の大仰映画と言やぁ、『ハリー・ポッター』と『トランスフォーマー』じゃろぉ。珍しゅうに前売り買ぉた。3Dで観るつもりじゃ。

夕刻の1時間弱を近所の散歩。わしらの日課。

白熊邸は少々山奥っぽい所にある。近所を散歩っちゅうても、相当に起伏のある山路や川沿いを登り降りする。Nintendo3DSを手に入れてからは歩数をカウントさせとるけどが、上下の激しい散歩コースなもんで、歩数の割に体がキツい感じじゃ。

散歩中は同じく散歩中の沢山の犬と擦れ違う。猫のたまり場も何箇所かあるんで、野良猫家猫ともよぉ逢う。わしゃ鳥類は詳しゅうないんで名は知らんが、色んな鳥ともわやわや出会う。川の中にゃあ、上流の養鯉場から逃げて来たらしい立派な姿の鯉が5、6匹泳いどる。

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毎日出会う犬猫、鳥、鯉に加え、今日はヌートリアの子供を見かけた。目が合ぉた途端、川の浅いとこをすいすい泳いで逃げてった。真っ黒の親はよぉ見かけるが、白っぽい灰色の子供ヌートリアは初めて目にした。

浅瀬の茂みの中には、出産中の雌猪がおった。困ったよぉな顔でこちらを見上げる。邪魔せんよぉに目線を逸らし、立ち去った。

そぉじゃそぉじゃ、今日は鯉の横に亀もおった。亀とは目が合ぉたんかどぉかよぉわからん。亀は逃げんかった。

汗だくになって白熊邸に着くと、我が家の猫ティルクが玄関に・・・珍しゅうに迎えに出て来とった。

先日、映画で観た『星守る犬』じゃが、原作漫画を買ぉた。『星守る犬』『続・星守る犬』の2冊。

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映画も面白かったが、こちらも読み応えがあった。気ィ許すと、映画以上に涙腺がぼたぼた症状に見舞われそぉじゃ。が、次々と場面が押し寄せてくる映画と違ぉて、漫画は自分のペースで物語を捲ることができるけん、みっともない涙顔にはならんで済んだ。

原作漫画は、ホンマは対象年齢が随分高いよぉな・・・。悲しいだけの犬物メロドラマの見てくれの奥に、ある程度歳降ると感じることがある世の不条理、それへの諦観が描かれとるね。ほんの控え目に、ほんに慎ましゅうに描いてあるのぉ。

風介耕介、たまにゃぁ甘い映画にも出掛ける。

星守る犬

物語中で舞台となっとる宮城県東松島、北海道名寄の二箇所は、わし、行ったことある。映画館へ出掛ける気になった理由。わしゃ、犬好きじゃしのぉ。何やら縁がありそぉ。

いつも行く映画館は、東広島のショッピング・モールの中にある。映画が始まるまでの間、マクドナルドで食事しながら持参の3DSニンテンドーゾーン眺めたり、本屋をうろうろしたりして暇を潰す。

本屋に映画の原作漫画が大量に置いてあった。ポップに「作者は当地、東広島在住の村上たかしさんです」とあった。ますます縁がありそぉな映画。

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観たんは最終の上映。上映後のロビーは最低限の照明に落としてあって薄暗い。駐車場はほぼ真っ暗。それでえかった。客を泣かしまくる映画じゃったけんのぉ。

客が多ゆうて明るい時刻に観とったら、真っ赤な目の50男風介耕介は、たいそぉ格好悪ぃ按配になっとったことじゃろぉ。